ビジネスセミナーVol.59 Box×SendGrid×Twilioで実現する今どきのDX

みなさん、こんにちは。12月10日(火)にTwilioビジネスセミナーVol 59を開催いたしましたので、早速レポートをお届けします。

今回のテーマは「Box×SendGrid×Twilioで実現する今どきのDX」です。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、進化したデジタル技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革することです。私たちの身の回りにも、未だにアナログなモノや作業が数多く残っています。例えば、FAXは依然として健在です。「Faxで送られてきた資料をPDF化してファイルサーバーなどに保存する」、「作成した文書を一度プリントアウトしてからFAXで送る」など無駄な作業が社内で残っていませんか?
Twilioをはじめとしたクラウドサービスにおいて、単体で機能を利用するだけでなく、他のクラウドサービスとAPI連携することで、従来の仕事の仕方を変える可能性を十分に秘めています。
今回のビジネスセミナーは、下記の3社でAPI連携によって生まれる可能性についての内容となります。

 

 

Box Platformが変えるこれからのDXとそれを支えるコンテンツ管理基盤

Box1
 
まずは株式会社 Box Japan アライアンス・事業開発部 Box Platform 担当部長の浅見様より「Box Platformが変えるこれからのDXとそれを支えるコンテンツ管理基盤」についてお話しいただきました。

Boxが変えてきたこと

例えば、社外の人へ添付メールを送る際、ファイルサイズの上限があったり、暗号化・パスワード設定をしたり、誤送信のリスクがあったりと、様々な障壁がありました。いざクラウドストレージを利用しようとなっても、ファイルサイズの上限は撤廃されたとしても、セキュリティ上本当に大丈夫なのか、権限外の人にも資料を見られてしまうのでは、などのリスクはありました。
 
Box2
 

Boxは2005年に登場し、人と組織のコラボレーション・働き方を変革することをミッションに、容量無制限で強固なセキュリティを持ち、さらに1,400に上る連携ソリューションを持つクラウドファイルコラボレーションサービスです。全世界で98,000社以上、日本でも5,200社以上の企業で使われており、働く場所、働く時間、働く仲間に制約をされないフレキシブルなワークスタイルを提案し続けています。またBoxは、API連携のオプションが豊富にあり、Boxを中心に連携をさせるパターンやアプリに組み込んで利用するパターンなど様々な連携・カスタマイズ手法を提供しています。
 
Box3
 

Box Platformとは?

2019年4月1日に日本でリリースされたサービス「Box Platform」についてのご紹介がありました。Box Platform最大の特長は、Boxアカウントを持たないユーザーでもアプリ経由でBoxにアクセスすることが可能であったり、Boxが持つコンテンツ管理機能をカスタムアプリに組み込むことが可能な点です。
 
Box4
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今までBox連携サービスを利用する場合、BoxとBoxに連携させたサービスの2つを利用する必要があったのに加えて、それぞれのサービスにログインをする必要がありました。しかし、Box Platformではアプリの中にBoxを組み込む形となり、アプリにログインするだけでBoxの機能を利用することができます。また従来、複数のシステムでコンテンツ管理系アプリを開発する場合、それぞれのユーザーシステムごとにアプリ管理やロジック、コンテンツ管理をしなければいけませんでした。しかし、Box Platformを利用することで、コンテンツはBoxで一元的に管理することが可能となり、アプリ側はロジック等の開発のみに集中することができます。
 

Boxがこれから変えていくこと

最後に、Boxがこれから挑戦することについてお話しいただきました。Boxがこれから挑戦し変えていくところはズバリ、ビジネスの一元化。社内外、定型非定型問わずBoxを通じて顧客接点を改革していくことを目指すとの事でした。

 
今回のBox Japan社様の登壇スライドは こちら からご覧いただけます。もちろん、Boxのアカウントがなくても閲覧可能になっておりますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
 

Twilio SendGridのご紹介とBoxとの連携について

続いてのセッションは、株式会社構造計画研究所 SendGridエバンジェリストの中井様です。
sendGrid1
 
Twilio SendGridは大量のメールを送信することができるサービスです。日本では2013年12月10日(イベント当日が日本でのSendGrid誕生日!)から、構造計画研究所社が日本での総代理店となり、日本語のウェブサイト、ドキュメント、お客様サポートと請求書払い対応を含めた日本円決済で利用できるサービスを提供しております。

 

Eメールは「死んだ」?

Eメールはチャットなどに押され、一昔前のコミュニケーションツールとしての勢いはなくなってしまったように見えますが、本当にメールは死んでしまったのでしょうか?

実際、今でも社内外問わずメールを利用することが多く、1日最低1回はメールを利用する人が多いと思われます。メールマガジンも様々なところから配信され、情報をメルマガから仕入れるといったこともあるかと思います。Eメールアドレスは、世界で最も普及しているデジタルIDで、世界中に67億アカウントあると言われています。皆さんも会社のメールアドレスの他にGmailやyahooメールなど複数のアカウントを持っている人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。また、世代を問わずにメールでのコミュニケーションが好まれており、人と人とのコミュニケーションだけにとどまらず、顧客とのコミュニケーションツールとして進化を遂げています。

DX (デジタルトランスフォーメーション)について

sendGrid2
 
例として、セミナーの御礼メールと共に資料を添付して送るというオペレーションがあったと仮定します。その場合、宛先を全てbccで入力して送信をするケースが多いかと思いますが、このような送信方法では、添付資料を開いたかどうかはもとより、メール自体を読まれているかどうかもわかりません。また配信先を間違えてしまえば重大なセキュリティ事故となってしまいます。

 

例えば、SendGridとBoxの機能を連携させることで、送る相手の方との「つながり」を作ることができます。SendGridで送信するメールはどんなに送信先の対象数が多くとも即時送信が可能となり、誰がそのメールを開封したかもチェックすることができます。更に、そこにBoxのURLリンクを載せる事で、ファイルサイズの影響を受けずに資料を共有することが可能となります。また、Boxで資料のアクセス履歴も確認できるため、エンゲージメントに応じたフォローができるようになります。もし、ファイルの内容を間違えてしまってもBoxのリンクを閉じることができるので、万一誤送信をしてしまったとしても被害を最小限で食い止めることができます。

Twilioのご紹介とBox連携について

最後に、Twilio事業部エバンジェリストの高橋より、Twilioのご紹介とBox APIとの連携と活用方法についてご紹介させていただきました。
Twilio1

 

Twilioは、電話やSMSを始めとした様々なコミュニケーションをAPIで提供するクラウドサービスです。2008年にサービスをスタートしており、日本では、2013年からKDDIウェブコミュニケーションズが代理店となって展開をしております。

 

売上の7割近くを占めるVoice(電話系API)は、コールセンターやコンタクトセンターといった市場はもちろん、サーバ監視などでも広く利用されています。一方、SMSは二要素認証やマーケティングに多く使われています。Twilioでは、これらの機能を提供すると同時に、その他のクラウドサービスとの連携、API連携が可能となります。

 

Twilioが考えるDX (デジタルトランスフォーメーション)

我々が毎日使う電話やメール、FAXなどのコミュニケーションツールはアナログな技術がベースになっています。例えば、業務の中で資料請求の問い合わせがあり、資料を暗号化した上で送信し、パスワードを別メールで送るというオペレーションを行なっている所も少なくないかと思います。今回は、TwilioとBoxを連携することで、電話とSMSだけで資料を送付するというデモをご紹介しました。
 
Twilio2
 
該当の電話番号に対して電話をかけるとIVRシステムが自動応答をします。そこで欲しい情報や資料に該当する番号を入力すると、資料のURLを記載したSMSが送信されます。また、IVR操作において数字4桁の閲覧パスワードも設定することができ、パスワードを別送する必要もありません。このIVR自体は、GUI上でドラッグ&ドロップでコールフローが描ける「Twilio Studio」と呼ばれる機能で簡単に作成することができます。また、実際にBox APIをコールする部分は、TwilioのFaaS機能である「Twilio Functions」で構築されているため、別途外部にサーバを構築する必要もありません。
 
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この場合、資料自体はBox上に格納されており、アクセス履歴を確認することも可能となり、万一誤って共有などをしてしまった場合は、URLを削除したり、有効期限を設定したりすることも可能です。

 

BoxとTwilio FAXの連携事例

続いて、BoxとTwilioのProgrammable Faxの機能連携のデモを行いました。
 
Twilio4
 
TwilioがFaxの受信を完了すると、通知を受けたFunctionsがBox APIを経由して、受信したPDFファイルをフォルダに格納した後、共有リンクの作成を行います。フォルダとリンクが完成すると、予め登録しておいた携帯電話番号宛てにSMSを送信し、Faxを受信した旨を通知するとともに、外出先のモバイル端末でも受信した内容を確認することができます。

ちなみにこのしくみを使うことで、ある特定の番号からのFaxは受け取りたくない場合(セールス資料やメルマガチックなFaxなど)は、<Receive>の代わりに<Reject>を指定する事で受け取りを拒否することもできます。
 
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一方、Faxを送信する場合は、Box Platformが提供する「Web統合」の機能を使います。具体的には、Box内の送信したいPDFファイルを右クリックすることで、送信先Fax番号を入力するようにしています。Fax番号の入力フォームも、Twilioのストレージサービスである「Twilio Assets」を使うことで、外部サーバを利用することなく実装が可能です。

 

今回、Box連携機能を開発してみて感じたのは、Boxが提供するモバイルビューワーがとても強力であるということです。ほとんどの人が持っているモバイル端末で社内の資料がみられることは、業務のDX化にも大きく貢献することに間違いありません。

 

Twilioでは今回ご紹介した電話やSMS、Fax以外にも様々なコミュニケーションチャネルと様々なサービスと連携させて利用することが可能です。料金も完全従量課金でPoCにも最適のため、思いついたアイデアや企画をぜひ形にしてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

今回のビジネスセミナーではDXをテーマにBox、SendGrid、Twilioで出来ることについてデモを交えて実施しました。Twilio・SendGrid・Boxを連携させることで、資料や書類のやり取りが今まで以上に効率的になるヒントをお見せできたのではないかと思っています。これからも様々なテーマでビジネスセミナーを開催してまいりますので、今後とも是非ご期待ください。

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