TwilioビジネスセミナーVol.54 SIGNAL報告会

10月23日に開催されたビジネスセミナーでは10月16、17、18日に開催されたTwilioの大イベントSIGNALの報告が行われました。
今年のSIGNALへの参加者は昨年より1000人多い3000人で、大規模なイベントとなりました。そのSIGNALではどのような発表があったのでしょうか。
現地のサンフランシスコでイベントに参加されたメンバーからの報告を簡略にまとめましたので、情報の共有が図れれば幸いです。

 

目次

SIGNAL2018総括
SIGNAL2018 最新技術情報
「にんしんSOS東京」の取り組みのご紹介とSIGNAL参加報告
エンジニアから見たTwilio SIGNAL〜FlexとVideoの未来〜

 

SIGNAL2018総括

登壇者のトップバッターはTwilio事業部マネージャーの青木で、SIGNALイベントで発表された内容を総括してお話しました。

 

 

Twilioの現状について

Twilioは売上高550億ドルにまで成長しており、サービス開始から売上予測500億ドルを超えるスピードがSales Force 、Workdayに次ぐ歴代3位という地位を獲得しました。現在も四半期ごとの売上増加率も前四半期比54%というスピードで成長し続けております。

 
そのTwilioが毎年開催するイベントSIGNALは3部制になっており、初日の16日はSuper Classというデベロッパー向けのプレイベントが開催されました。参加者は約300〜400名で、Twilio Questというゲーム形式でTwilioを学ぶセクションと、各機能担当のエンジニアが機能ごとの使い方やTipsなど説明するセッションが開かれました。
17と18日はCEOのJeff LawsonによるKeynoteスピーチからイベントが始まり、DOerの表彰や新プロダクトの発表が行われました。

 

DOer表彰

DOerはTwilioを活用して業績を残した開発者に与えられる称号です。今年は6名のデベロッパーがDOerに選ばれました。その中のひとり、Joe Previteは、マーケティング職からの転職を決意し、当初はプログラミングに無知でしたが、コードを学ぶために自ら1日1時間プログラミングを学ぶ100日プロジェクトを立ち上げました。彼はその中で、自身がプログラミングを習得するだけではなく、自分以外の人がプログラミングを学べるように積極的に情報発信を行い、現在はエンジニアとしてキャリアチェンジに成功した方です。

 

 

新プロダクトの発表

 

メール

コミュニケーションAPIを提供しているTwilioですが、これまで欠けていた「メール」というチャネルを補うためにSendGridを買収しました。まだ機能のリリース日程は決まっておりませんが、今後メール機能がTwilioのプラットフォームに追加されます。

 

Twilio Flex

SIGNALでTwilio Flexのリリースが公式に発表されました。Twilio Flexはあらゆるレイヤーごとのカスタマイズが可能なコンタクトセンターシステムを構築するためのプラットフォームです。Twilio Flexを使用することで要望に応じたコンタクトセンターを簡単に構築することができます。料金はプロジェクト単位での課金となり、最初の5000時間は無償でご利用いただけます。

 
詳しくは、下記ブログをご参照下さい。
【新プロダクト】次世代型コンタクトセンター「Twilio Flex」がついに公式公開

 

Pay

PayはPCI DSS準拠の決済機能で、決済の部分はStripeと連携しています。PCI DSS準拠の環境を作るためには、通常は訪問審査を含め、ネットワークスキャンなど厳しい審査を通過する必要がありますが、Payを使うとPCI DSSの心配は無用で、ユーザーは安心して決済処理を自身のシステムに導入することが可能です。

 
詳しくは、下記ブログをご参照下さい。
【新プロダクト】電話でセキュアな決済を可能にする新しいAPI、<Pay>Twilioを発表

 

Autopilot

Autopilotは自然言語解析機能であり、Twilioが独自で開発した解析エンジンです。今はまだ英語での提供しかされていません。この機能に主要なキーワードを含む会話パターンを学習させることで、SIGNALで披露されたデモのようにレストラン予約などが有人対応なしで行えるようになります。

 
詳しくは、下記ブログをご参照下さい。
【新プロダクト】オムニチャネルのボット開発プラットフォーム「Autopilot」を発表

 

SIGNAL2018 最新技術情報

続いて、弊社Twilio事業部エバンジェリストの高橋より、今回SIGNALで発表された各機能について、技術的な部分をデモを通して説明しました。

 
まずはFlexです。
Flexのインストールがたったの2分間で構築できるところを披露しました。Flexのインストールは、プロジェクトの新規作成から、Flexテンプレートを使って行っていきます。もちろん、KWCアカウントでも使用することができますので、是非お試しください。

 

 
続いてPayの説明を行いました。
Payを使用することで、オペレーターと通話中または自動応答でクレジットカード決済が可能になります。
メッセージは日本語にすることもできますが、現時点では日本円での決済は非対応です(ドル、ポンド、ユーロのみ)。
今後日本円での対応も予定されているので、今しばらくおまちください。

 

 
最後にSuper SIMの説明を行いました。Super SIMは、すでに正式リリースしているTwilio Wirelessに、新しく3つのキャリア(Singtel、Telefonica、Three Group)を追加し、既存のT-Mobileと合わせて4つのキャリアが1枚のSIMで利用できるようになります。

 
これにより、SIMの利用エリアに応じてネットワークの最適化が自動化され、より広い範囲で利用することが可能になります。
また、SuperSIMと同時に発表された「Narrow Band」は、T-Mobileの狭帯域ネットワークサービスを利用し、消費電力やコストを抑えたIoTソリューションに特化したSIMとなります。
今回Twilioは、SIMと同時に開発キットやSDKを提供しています。サービスの提供は来春を予定しています(日本は未対応)。

 
下記ブログも合わせてご参照下さい。
【新プロダクト】IoT向けのグローバルSIMを発表

 

「にんしんSOS東京」の取り組みのご紹介とSIGNAL参加報告

続いて今年のSCAで見事に最優秀賞を受賞されたロボット投信株式会社、CTOの八木都志郎様から「にんしんSOS東京」の今後の取り組みとSIGNALに参加した感想を発表していただきました。

 

 
にんしんSOS東京は一般社団法人団体であり、思いがけない妊娠に悩む人々が気軽に相談できる通信サービスを提供しています。
当初は、Twilioを使用した音声通話対応サービスだけを提供しておりましたが、携帯を持っていなかったり、ネットカフェを転々としていたりする状況にある相談者にも対応するため、ネット環境さえあれば無料で通話可能なサービスや専用のアプリを追加で開始しました。その結果、ユーザーにとって相談しやすい環境となったため、問い合わせ件数が1万件まで増えました。

 
次に初めて参加したSIGNALでの体験を発表していただきました。
今回SIGNALに参加してみて八木様にとって印象に残ったことはTwilio社の社会貢献活動でした。
多くの社会貢献活動の中で八木様からご紹介いただいた事業はTalkingPointsです。この事業では、英語が話せない親と教師のコミュニケーションをサポートする翻訳トーキングツールを提供しています。

 

 

エンジニアから見たTwilio SIGNAL〜FlexとVideoの未来〜

最後の登壇者は去年のSIGNALにも参加されていた合同会社セルフリーの最高技術責任者、本間皇成様でした。
本間様はCallConnectというTwilioを使用したコールセンターシステムを提供されており、コールセンター事業とTwilioに関して精通しておられる方です。また、本イベントのWeb配信を行った時に使用したライブ配信システムwellcastを今年の6月にリリースされました。

 
今年のSIGNALに参加して感じたことは、去年と比べて今年の会場が豪華であったこととTwilioの意気込みだったそうです。
また、Flexによって今までTwilioが入り込めなかったEnterprise向けのコンタクトセンターサービスを提供できるようになったことに関しては今後が楽しみとのことでした。

Flexに関する本間様自身の考察に関して、ご自身のブログに記事を掲載しておりますので、是非ご覧下さい。
Twilio によるコミュニケーションの未来について考えたこと

 

 
毎年SIGNALに参加されている本間様は、SIGNALに参加するメリットはTwilio本社へ意見や要望を述べたり、各機能の最新情報を収集したりできる良い機会を得られることだと述べておられます。

 

 
最後に、今回参加した主な目的はVideoに関する情報を収集することでしたが、Videoに対するTwilio社の今後の取り組みを知ることができてとても満足だと述べておられました。

 
Videoの品質向上のためTwilioでは、下記メールアドレス宛に意見を募集中ですので、Twilio Videoに関して要望がある方は是非ご意見をお聞かせ下さい。
メールアドレス:video-product@twilio.com

 

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