進化するIoTの現場‐Twilioとの連携で変わるIoTの世界‐

こんにちは。

TwilioビジネスセミナーVol.49が開かれました。今回の場所はいつもとは違い、オーチアス株式会社さんの会議室で行われました。おしゃれで明るい雰囲気が魅力的ですね!こちらの建物はスペースマーケットさんのページから予約できます。

 

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今回のアジェンダはこちら↓

ビジネスセミナーVol.49 トピック

  1. Twilioのご紹介 ‐ Twilioエバンジェリスト高橋
  2. IoT×マーケティング時代の新しいコミュニケーションとは
    株式会社ウフル ソリューションデザインユニット 執行役員 坂本 尚也 氏
  3. 不動産TECHでのTwilio活用 ~鍵の開閉からAI連携まで~
    株式会社ライナフ 代表取締役 滝沢 潔 氏

Twilioのご紹介

まずは高橋からTwilioのご紹介。今回はIoTがテーマということもあり、IoTに寄せたTwilioのご紹介をいたします。
登壇資料はこちらから

 

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TwilioでIoT?とお思いの皆様。
なんとビジネスセミナーの前日に重大発表がありました。

それは...

 

Twilio Programmable WirelessがGA(公開)になりました。

 

Twilio Programmable Wireless

Programmable Wirelessは、IoTデバイスに挿して利用するSIMカードと、それらをコントローするための管理コンソールで構成され、すでに日本でも利用が可能となっています。

今回はこのツール周辺の開発環境とGAを受けての料金体系の変更点をお知らせいたしました!

まずこのsimカードのすごいところ

 

①Globalに使える

Programmable Wirelessは、国際ローミングに対応しており、1枚のsimカードで世界120カ国以上で利用が可能です。これにより、海外に行った時に現地のsimカードを挿し直す手間が不要になります。
現時点でサポートされている国と、それぞれの料金についてはこちらを御覧ください。

 

②電話番号の概念がない

Programmable Wirelessで利用するsimカード自体には、通常のsimカードのような電話番号の概念はなく、simを識別するためのIDだけが割り当てられています。たとえば、一般の電話からsimカードに電話をしたい場合は、予めTwilio上で電話番号を購入し、着信時の処理でsimに向けて転送をします。
一見すると面倒なようにみえますが、たとえばTwilioが提供する世界100カ国以上のローカル番号を自由に割り当てができるので、アメリカにいるときはアメリカの番号、日本にいるときは日本の番号を使い分けて、1枚のsimだけでその国の電話機のように利用することができます。

 

Connected Device

 

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IoTの世界では、大量のデバイスを効率よく管理する必要があります。そのようなニーズに応えるのが、Connected Deviceです。Connected Deviceは、昨年のSIGNAL Londonで発表されたサービスで、現在はまだDeveloper Previewです。
Connected Deviceでは、Fleetという全体グループを指す概念があり、その中で各デバイスを管理できます。Fleet上では証明書やIDを管理することができ、それらは各デバイスに割り振ることが可能です。これらのデバイスとの通信には、Twilio Syncを利用します。Syncと連携することで、大量のデバイスに対して、簡単にデータのやり取りが可能になります。

 

※Twilio Sync
Twilioが提供するリアルタイム通信用プラットフォームです。

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Connected Devicesのもう一つの特長として、MQTTプロトコルをサポートしている点があげられます。MQTTをサポートするために、Twilio側にはMQTTゲートウェイがあり、各デバイスは証明書もしくはID/PASSにより守られた、セキュアな通信をMQTTベースで行うことができます。MQTTで送受信されるデータは、前述のSyncサービスとつながり、開発者はMQTTを意識することなく、Syncを使ったデータのやり取りが可能になります。

 

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説明にも熱が入ります。

そして、新しい料金プランはこちら

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完全従量課金からデータ通信の定額制まで4種類のタイプがございます。

実は高橋、開発会社の方々にもTwilioのことを知ってもらうため、SIer IoTLTにも毎回参加をしてTwilioをご紹介しています。SIer IoTLTの次回開催は5月22日です。

IoT×マーケティング時代の新しいコミュニケーションとは

さて、続きまして株式会社ウフルソリューションデザインユニット 執行役員 坂本 尚也 氏よりIoTの総括的な部分をお話しいただきます。とにかくとても勉強になる内容です!主にマーケティングのお話なのですが、新しいコミュニケーションと銘打たれているのでTwilioの可能性についても言及いただいています。

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マーケティングの歴史から見た顧客との関係性

まずは近代のマーケティングの歴史から。車が一色しかなかった時代。消費者は選ぶということができませんでした。しかし、近代になるにつれ消費者が選ぶという選択肢は増え、顧客管理、ブランド管理という言葉が発生します。そして、メディアが発達した現代、消費者はSNSなどのツールを駆使し、時として購買という行為に企業が発信した情報よりも強い影響力を持ち始めます。ですので、企業は消費者とどのように関係性を作るのか、商品を個人に最適化するのかという問題に着手しなければいけないということです。

そのような時代の中で、IoT企業はどのようにこれからのマーケティングを支えていくのでしょうか。

 

これからはセンサーが顧客体験を変える

ここ2、3年でセンサーの種類と数は爆発的に増えたそうです。携帯を見るだけでも様々なセンサーが内蔵されていますよね。(GPSセンサー、光センサー、指紋センサー、、、etc)これらの情報を探るだけでも今までリーチできなかった特性をとらえ、より詳細なデータを取得することが可能になります。

 

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今までリーチできなかった情報量が得れることによって2010年から2015年の五年間には世界中の情報量は急増します。

 

Nearの例をとって

シンガポールのNear Pte. Ltd.という企業があります。この企業はスマートフォン等のユーザーからの大量のデータ収集能力があり、消費者行動を理解したマーケティングを得意とする企業です。彼らは私たちが普段無意識にonにしている位置情報を取得し、それらを分析、解析し、マーケティングに生かす事業を行っています。

このように、情報を駆使して本人よりもその人の生活を知り、「選んでもらう」から、「欲しいものを提案してあげる」というスタイルを生み出し、情報を有効活用しています。

 

●Nearに関するニュースはこちら
「ニアーウフル 位置情報データをベースにしたIoTマーケティング事業戦略を発表」
https://iotnews.jp/archives/21222
オンラインと現実の壁を意識せよ

もう一点大事なポイントが、マーケティングを行う際に、現代の消費者はオンラインとオフラインを常に浮遊していることを忘れてはいけないということです。それらの境界のギャップを無くすことにマーケティングの可能性があるとのことです。

つまり、現実とオンラインのその人となりをすり合わせることで、より細かなマーケティングが可能であるということです。この時に必要になってくるのがコミュニケーションツールです。

 

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IoTとマーケティングとTwilio

さて、個人に則したマーケティングを行った後はどう消費者にコミュニケーションを持ち掛けるかが大事です。必要なコミュニケーションツールをその時々で作り、実装していては機会を逃してしまします。

その時に重宝していただきたいのがAPIです。電話なのか、SNSなのか、メールなのか、、、何を組み込むかはあなた次第です。TwilioはAPIなのでその時欲しいコミュニケーションチャネルが数行のコードを書くだけですぐに実装できます。

不動産TECHでのTwilio活用~鍵の開閉からAI連携まで~

本日最後の登壇者は、株式会社ライナフの代表取締役 滝沢 潔 氏です。いつも通り、ジャパネットタ○タさん風の製品紹介トークからスタート。私は初めて聞くのですが、激似すぎてびっくりしました。

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株式会社ライナフは、不動産業界内でインターネットを駆使した方法でIoTを取り込んだスマートロックやそれらを運用した集合住宅の運用に取り組んでいる不動産業界のベンチャー企業です。まずはワールドビジネスサテライトでも紹介されたNonjaLockのご紹介です。

 

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開閉専用番号に架電を行うと、音声ガイダンスにて自由にドアを開閉できるのが、NijaLockです。不動産の物件内覧に導入され、立会人不在で部屋の内覧を行うことができます。このことで不動産は部屋の内覧に同行することく、決まった時間のみ部屋の鍵の開け閉めを行うことができます。

この時にアプリは必要ありません。必要なのは電話機のみです。この点については、不動産業界にはスマートフォンであり、フューチャーフォンを所持している方がいまだに多くいます。その方たちにも対応できるように電話で操作が可能なTwilioを使用されているとのことです。

 

スマート内覧(Twilio×スマートロックによるIoTシステム)

実際にどのように使用できるのかを見てみましょう

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この二つの挙動で内覧が可能です。帰るときも同じように架電するだけです(ただし、閉め忘れを防止するため、しばらくすると自動で施錠されます)。

そして、このサービスは開錠だけがソリューションではありません。なんと、入室すると部屋からその部屋のことを知るためのページを通じて、様々な情報を取捨選択しながら効率のいい内覧ができるようになります。

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スマート物確(Twilio×AIによるオリジナル音声認識)

ライナフさんのすごいところはこれだけではありません。

不動産業者間で行われる物件確認の部分を音声認識で対応することで、24時間の物件問い合わせに対応されています。そしてこの音声認識は、AIで自動学習させることで、認識率が日々向上しているそうです。

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物件名とAI学習

音声認証エンジンが音声の文字化を行い、変換された物件名を物件名辞書とマッチングを行います。ただし、従来の音声認識エンジンでは、物件名のような固有名詞の変換は苦手であり、ここを工夫した点がライナフさんの独自性といえます(現在特許出願中)。

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具体的には、ライナフさんではHMMMFCCという人音声認識を通じて、自社で物件名のみの音声認識AIを開発されていらっしゃいます。

音声認識率は不動産音声認識AI内でNo.1だそうです。

 

今後のイベント

5月7日にUG Meetup #1 が東京にて開催されます。地域での開催も多数予定しています。
https://twiliojp-ug.doorkeeper.jp/

5月16日にTwilioLounge
https://twiliomeetup.doorkeeper.jp/

を開催予定です。

詳細は上記Doorkeeperに掲載するのでもうしばらくお待ちくださいませ。

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