ゼロからはじめるぜ! Twilio – 第1回

20130628-07.jpgはじめまして。Twilio チーム ネットワークエンジニアの まさです。社内には同姓が複数名いますので、私は「まさ」と呼ばれております、いや、呼ばせています。今回より数回に渡り「電話 API をはじめてみたいんだけど、よくわからん。」という方のために「ゼロからはじめるぜ Twilio 」シリーズをお送りします。

私はネットワークが専門なので、実はアプリケーションの世界は詳しくないのです。各種媒体で「Twilio を使って簡単に電話を」と紹介している以上、本当に簡単にスタートして頂けないと嘘になってしまいます。そこで、私もみなさんと一緒にゼロから Twilio をはじめてみたいと思います。

 

最初にすること

はじめに Twilio のアカウントを作りましょう。このアカウントは、ポイントを購入したり、電話番号を管理したり、みなさんが作成するアプリケーションへの URL を登録したり、利用履歴を確認したり、その他、Twilio を利用する上で全ての権限を持ちます。

以下のリンクから「利用登録」をクリックし、必要な項目を入力します。まだお金は掛かりませんので心配せず進んでくださいね。

Twilio for KDDI Web Communications トップページ

 

トライアルアカウントとアップグレード

登録直後は「トライアルアカウント」と呼ばれ、一定量のご利用について無料でお試し頂けるモードになっています。この時、電話番号が 1 つ発行されます。世界で 1 つ、自分だけの電話番号です。

 

トライアル中は、無料でご利用頂ける代わりに、この電話番号から発信できる先の電話番号が 1 つに限られます。電話番号が発行される際に「電話番号を認証させてくれ」と質問されたと思いますが、この番号だけに発信ができます。

なお、ご利用が一定量に近づくと、「そろそろトライアルモードが終わりますよ」というご案内メールが届きます。

また、メニューからクレジットカードを登録をすることで、自動的に正規利用のモードに変わります。これを「アカウントのアップグレード」と呼びます。

アップグレードすると、電話番号を新たにご購入いただいたり、好きな宛先へ(国際電話も含む)電話を架けられるようになったり、その他、全ての機能を制限なくご利用頂けるようになります。

このシリーズでは、Twilio の主要機能をゼロからご紹介し、実際に体験して頂くために、アップグレードしたアカウントをご利用頂く前提で説明をいたします。
トライアルモードでも、1 つの電話番号を使いまわすことで、この先の内容は問題なくご体験いただけますので安心してください。

 

簡単に覚える Twilio の仕組み

最初に「なんとなく電話を掛けられるサービスなのは分かった。で、つまり、どうなの?」という疑問にお答えします。

Twilio は、簡単にいうと、こんな動作をするシステムなのです。

 

  • Twilio 電話番号に電話が架かってくると指定の URL を叩く
  • Twilio 電話番号への通話中にプッシュボタンを押すと次の指示を出す
  • みなさんが作ったアプリケーションから Twilio を直接操作する

 

まずはこの「電話が架かってくると URL を叩く」を覚えてください。

URL は、管理画面から電話番号ごとにみなさんが自由に指定できます。以下は、Twilio の管理画面にログインし、電話番号メニューを表示したものです。

 

20130628-08.jpg

 

Twilio での電話番号表記は「国際電話で架けられる形式」です。これを「E.164 形式」と呼ぶので覚えておいてください。

例えば、090-9999-8765 という日本の携帯電話番号、これを E.164 形式で書くと +81-90-9999-8765 になります。(ハイフン無しでも OK)
E.164 形式では、「+」の次が「国番号(日本は 81)」で、続いて、市外局番の先頭 0 を除いた電話番号、という書き方になります。

さて、この写真では 050-A という番号と 050-B という番号が表示されています。この写真の例では、

  • 050-A に電話が架かってくると、Twilioが http://hogehoge/twilio/twiml/test2.xml を叩く
  • 050-B に電話が架かってくると、Twilioが http://hogehoge/twilio/twiml/test1.xml を叩く

という設定になっています。この URL はもちろん、みなさんが自由に設定できます。

 

よって、この URL の先に「Twilio に何をやらせるか」を指示したモノを配置することで Twilio を操る、というわけです。「Twilio に何をやらせるか」指示を出す方法は 2 通りあります。

  • TwiML という XML ファイルを作る
  • Twilio の REST API を利用するためのアプリケーションを開発する

後者は、Twilio から提供されているライブラリやモジュールを活用しながら、お好きな言語で REST API を用いるアプリケーションを作る手法です。主に、アプリケーションを介して、Web の世界から直接 Twilio へ電話に関する指示を出します。

 

このシリーズは、より簡単に、よりお手軽に Twilio をスタートして頂くために書いていますので、後者は割愛し、前者に特化しようと思います。REST API についての詳しい情報は、管理画面のメニューから DOCS をご覧ください。

次回は、Twilioのマークアップ言語、TwiML を実際に書いて、電話を体験します。

お楽しみに!!

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