企業事例 株式会社TBSテレビ

TBS系列で放送中の火曜ドラマ『義母と娘のブルース』では、主人公・亜希子の「名刺」がテレビとお茶の間をつなぐアイテムに。視聴者は、亜希子が差し出す名刺の電話番号へかけることができ、登場人物の問いかけにも答えられます。その仕組みに、自動応答システム開発ツール『Twilio Studio』を採用し、短期間でのシステム構築を実現しました。

番宣ポスターの名刺にアクセス

株式会社TBSテレビの火曜ドラマ『義母と娘のブルース』は、一生懸命仕事をしてきた女性が、一生懸命母親になろうとする物語である。キャリアウーマンの義母と小学生から高校生へ成長していく娘との感覚のズレを描き、話題になっている。

番組宣伝用のポスターは、キリッとした表情で名刺を差し出すキャリアウーマン・岩木亜希子(綾瀬はるか)が大写しになっている。ポスターの名刺からは、亜希子が部長を務める会社の住所や電話番号、URL、メールアドレスが読み取れる。もちろん架空の企業なのだが、これらの連絡先にアクセスができるのが、この「名刺企画」(プロモーション)のユニークな点だ。

主人公・亜希子に電話をかけると…

株式会社 TBSテレビ
編成局宣伝部 宣伝プロデュースグループ
兼 総合戦略局総合編成部
川鍋 昌彦さま

街中に掲出されたポスターにはQRコードもあり、読み取ることで名刺アプリ『Eight』と連動する。これによって、主人公である宮本亜希子(綾瀬はるか)の職場が変わる際に新しい名刺が自動的に取り込まれる仕組みだ。

名刺に書かれた電話番号に電話をかけると、『Twilio Studio』で設定したフローが応答して、キャラクターとの会話が楽しめる。

たとえば、1枚目の名刺であり、番組のポスターにも掲載されている電話番号に電話をかけると、宮本亜希子(綾瀬はるか)の前職である光友金属のキャラクターの音声が流れる。また、現職である麦田ベーカリーの名刺(ポスターには掲載されておりません)の番号に電話をかけると、麦田ベーカリーの店主である麦田章(佐藤健)が電話に出て、以下のような会話を楽しむことができる。

「はい~、ベーカリー麦田!
(中略)
それより、みんな一生懸命アイデア出して何とかリニューアルにこぎつけた感動の第8話、見てくれたんすか?」

ここで、「はい」と音声で答えると、「ほんとっすか!宮本さんもみゆきもひろきも喜びますよ!(省略)」との返答が返ってきた。
もちろん、「いいえ」の返しも用意されている。

ひらめきを短期間に実現した『Twilio Studio』

株式会社 電通
クリエーティブ・ディレクター
梅田 悟司さま

主人公の亜希子が娘のみゆきに名刺を差し出す場面は、原作でもドラマの中でも大切なシーン。名刺をフックに、ドラマと現実との境目を曖昧にすることができるのではないか。そんなクリエーティブな発想が、TBSの社内外を巻き込みながら、今回の番宣企画に集約された。

タイムスケジュールは、プロ―モーションの大枠が完成し、企画が実現するまで実に3週間とタイト。
ではなぜ、そんな短期間で自動音声システムの構築が可能だったのか?

その理由は、『Twilio Studio』が視覚的に操作できることが挙げられる。つまり、エンジニアに頼ることなく、企画担当者でもフローの構築・修正が即座に行える。「自動音声を再生する」「指定の番号に転送する」など、自動応答システムに必要な動作を自由に組み合わせていくだけで、今回のようなキャンペーンシステムが構築できる。

 

 

ノンコーディングで自動応答を実現

このプロモーションでは一週間ごとに音声が変わる。
番組初回放送開始までは主人公である「岩木亜希子」(綾瀬はるか)、番組放送時から一週間は結婚して苗字の変わった「宮本亜希子」(綾瀬はるか)の音声が流れるというように、ドラマのシナリオと連動して様々な登場人物との会話を楽しむといった具合だ。
この1週間間隔での音声の差し替えにも柔軟に対応できるのが「Studio」の利点でもある。

ドラッグアンドドロップで簡単にコールフローを構築できて、コードの書き換えを行う必要もないので、コードを触る必要もなく、音声データ部分を入れ替えるだけで自動応答システムを短時間でリリースできる。

これまでの『Twilio』以上に、『Twilio Studio』は短期間かつ低コストで、システム構築を実現可能だ。

 

                     ポスターにある名刺の掲載番号に電話をかけると、Twilioが上記のフローで自動応答を行います。

会社名
株式会社 TBSテレビ
事業内容
放送法による放送事業ほか
住所
東京都港区赤坂5丁目3番6号

この記事をシェア