企業事例 株式会社アルク

語学教育大手のアルクでは、電話で手軽に受験できる日本語の会話力テスト「JSST」を提供しています。これは、ペーパーでは測れない、ビジネスの現場で使える日本語会話能力を、24時間いつでも、どこからでも測れるテストです。出題から録音、音声変換までを「Twilio」を活用したソフトフロントジャパンのクラウドテレフォニーサービス「telmee」で自動化しています。

受験IDの聞き取りや音声データへの変換を人手で

株式会社アルクでは、2008年から電話で手軽に受験できる日本語の会話力テスト「JSST」を提供しています。「JSST」は、日本語の知識を問うペーパーテストと異なり、ビジネスシーンでの日本語の運用能力(会話力)を測定するものです。受験者が電話をかけると、「新しい○○を探して申込する方法」 「以前○○した時のことについて話してください」など、答えが準備できない問題が出題され、その時、その場で何を話すことができるかを測っています。

日本語学習者だけでなく、2015年頃から「JSST」を採用する企業が増えたことで、同時に受験者も右肩上がりに。これまで、受験者の名前やIDを口頭で答えていたため、評価する前の作業として録音された音声(回答)から名前とIDを聞き取ること、そして評価官へ渡す音声をPCに取り込むことを、人手で行っていました。

しかし、1社あたり20名~30名の受験者があるため、日々名前とIDの聞き取り、PC用のデータ変換に時間が取られ、人海戦術では限界だと感じてきました。また、「JSST」は、電話による口頭テストのため録音装置が必要で、また出題、回答、評価、結果確認と、段階ごとに個別に管理、運用管理コストにも課題がありました。

 

音声変換や受験者把握を自動化したシステムを短期間で構築

株式会社 アルク
出版営業部 日本語営業チーム
チームリーダー
佐々木 あやさま

「JSST」の受験環境を担う電話システムの運用効率を向上させるため、2017年11月頃に数社からプレゼンを受け、ソフトフロントジャパンのクラウドテレフォニーサービス「telmee」を採用しました。人手で行ってきた音声のデータ変換や受験者把握を自動化するシステムが、短期間に構築できることが決め手です。

 

「telmee」では、全10問からなる電話の音声による出題、回答結果の録音、試験官の確認から評価に「Twilio Programmable Voice」を利用しています。また、受験者の受験状況や、回答内容(録音データ)を「Twilio」の機能により、専用のWEB管理画面と連携。受験案件管理、受験状況管理などを手軽に把握できるようになりました。

完全にクラウドで、回線など物理的な制約なし

株式会社 ソフトフロントジャパン
コミュニケーションプラットフォーム事業本部   セールス&マーケティンググループ
サブマネージャー
若林 徹さま

「Twilio」の良さは、完全にクラウドであること。回線など物理的な制約もありません。プログラマブルであり、コミュニケーションにかかわるシステム・サービス開発の場面で要望に応えやすいです。受験IDはプッシュ方式になり、すべてのデータがクラウド上で一括管理できるようになりました。物理的な制約がなくなったことで、これまでのように録音機器などの設備や配線の心配がなくなり、音声データへの変換を行ってきた担当者も、本来の業務に注力できるようになりました。

 

システム開発のフェーズ1が完了し、問題や評価の改訂に時間を割くことができたため、5月には新問題を追加。そして、全10問の出題内容を、事前に登録された内容からランダムに出題するバリエーションが増え、より高い品質を実現しています。また、音質が安定していて、途切れや雑音が改善されたのも大きなメリットです。

今後は、さらに自動化する部分(RPA)と人が実施すべき作業を適切に棲み分けていきながら、サービスの拡充と業務効率向上に努めていきたいと思います。


株式会社ソフトフロントジャパン
弊社は2000年頃よりSIP/VoIPの研究開発に取り組み、テレフォニー分野での技術力に基づく企画~製造~検証~構築までの様々なソリューション提供を得意としております。通信事業者・大手メーカー・自治体への納入実績が多数あります。
開発パートナーページはこちら

 

会社名
株式会社アルク
事業内容
通信講座の企画・制作・販売
語学系出版物の企画・制作・販売
eラーニング教材の企画・制作・販売
英語・日本語スピーキング能力診断サービスの提供ほか
住所
東京都千代田区九段北4-2-6 市ヶ谷ビル

この記事をシェア