Twilioブログ

Twilio開発&運用における「辛かった」あれこれ

ai.naito

こんにちは。だいぶ日にちが過ぎてしまいましたが、5月16日(水)にTwilio Lounge Vol.9を開催しました。会場はいつものUnderbarさんです。

会場の入り口はこんな感じに。

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Twilio Loungeとは?過去のイベントの様子はこちらから

今回のテーマ:Twilio辛かったことランキング

今回は、Twilio辛かったことランキングと題したLTを行いました。Twilioを使った事例や成功体験を聞く機会は多いかと思いますが、こうした辛かったことや、こうなるといいなという願望を共有する機会はなかなかないはず。 ということで、Twilioユーザであり、敏腕エンジニアでもある、Twilio歴3年の合同会社セルフリーの本間さんと、同じくTwilio歴5年のベテラン、ロボット投信株式会社の八木さんにご登壇いただきました。 その後に、今回ご紹介いただいた諸問題や辛いことをTwilio エバンジェリストの高橋が答えていくアンサー形式で進みました。 お二人のLTで上がった内容を以下にまとめてみました。今後皆さまのTwilio活用のご参考になれば幸いです!

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実用的な情報の少なさ

TwiMLで電話をかけられたときに感動はするものの、プロダクトの話があまりなく参考になる情報が少ないとのご意見です。おっしゃるように、現在情報発信のやり方を大きく見直している最中であり、今後は公式サイトにもご期待いただきたいところなのですが、ここではTwilioを使う上で役に立つ実用的な情報を提供しているサイトを3つ紹介します。

ボクココ

本間さんのブログです。Twilioについてよくご紹介をされています。

針は飲まれぬ

TaskRouterを中心に書いてくださっている、レバレジーズ西口さんのブログも非常に参考になるソースですね。

Advent Calender 2017

昨年のクリスマス企画ですが「Twilio で何か作ってみた」「Twilio ドキュメントには載っていないテクノロジーの詳細」 などをテーマに、多くの方に記事を投稿いただきました。こちらもあわせて、参考情報としてご覧ください。

→活用や実用的な情報については、Twilioエバンジェリストの高橋がQiitaの記事でまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください!

→Twilio Masterというハンズオン形式のイベントもやっています。基礎から学習できる1日コースのハンズオンです。 今年は入門編の上のコースにあたる、Twilio Master<上級編>も開催されるようですので、気になる方はDoorkeeperをチェックしてください。

03番号が使えない

クラウドサービスの仕様上仕方ないとはいえ、現場ではやはり03のような0AB〜J番号へのニーズが強いとのこと。現時点では、Twilioとして0AB〜J番号の提供はできませんが、VoIPゲートウェイを利用するとか、ボイスワープなどの転送サービスを絡めることで、どうしても0AB〜J番号を利用したい人は対応が可能です。

Twilioのバグ報告/サポート体制

現在、Twilioに関するバグ報告は、KWCに問い合わせるか、もしくは米国Twilio社に直接問いあわせる(英語)という2つの方法があります。英語で問い合わせることにアレルギーのない方や、営業時間外でとにかく急いでいる際には、米国に直接バグ報告をしてみてもよいかもしれません。もちろん、KWCにお問い合わせいただいても大丈夫です!

本間さんいわく、米国に問い合わせることによって、日本のエンジニアや日本特有の事象の優先度をあげてもらうところを期待しているとのことです。

加えて、本間さんから「Twilio Cient のJSライブラリの読み込みは慎重に!」とのアドバイスがありました。ドキュメント通りに設定すると常に最新版が取り込まれるため、時にはバグも一緒に取り込まれてしまうことがあるらしいです。そのため、予期せぬトラブルに見舞われないよう、安定したバージョンを指定したURLを設定するようにしましょう、とのことでした。

音質と非通知の問題

一般的な電話回線よりIP電話の音質が劣ることは、周知の事実ではあるものの、Twilio Clientを使う場合はヘッドセットやネット環境等、OSなどの外部の要因が絡むので、事象を特定するのが非常に困難とのご指摘でした。非通知問題も含めて、現状頼れるのは過去の経験とのことでした。また、一部非通知の際に通話が混線するという状況も起こりうると、八木さんからご指摘がありました。

また、TwilioではWebRTCによる通信を行うため、企業によってはファイアウォールによってパケットがブロックされてしまって、うまくつながらないという事象もあります。大きな企業になればなるほど、こういった事象が出やすいとのことでした。

→音質劣化については、原因は深く、ブラウザの問題やUSBドライバ、OSなど様々な要因があります。音質劣化しない環境については、ヘッドセットの組み合わせを試してKWC独自でテストした結果があるので、ご質問をいただければお答えできます(お問い合わせはサポートから)。それでも事象が解決しない場合は、WebRTCではなく、SIPを使った通信に切り替えた方がベターな場合もあります。

Twilio Clientでの音質劣化発生時の対応方法ポイントについてもQiitaの記事にてまとめておりますので、音質劣化の事象が起こってしまった場合はぜひご覧ください。

オンラインの情報共有の場所の少なさ

オンラインのオフィシャルな共有の場があまりなく、意見を気軽に言える場がもっとあるとよいとのご意見がありました。

→Twilio UGに関しては、Facebookグループにて気軽に意見が発信できる場所を設けています。Slackのコミュニティもあるそうなので、ご興味がある方は本間さんまで!

Twilioのすごいところ

辛いことはありながらも、Twilioを使い続けるのはTwilioのすごさや今後に期待をしているからとのお話もありました。本間さんは、CallConnectというブラウザが電話になるコールセンター向けソリューションを、Twilioを使って構築されています。サービスも軌道にのっており、大企業からスタートアップまで幅広いお客様にご利用いただいている、いわゆる「Twilioを使ったいけてる会社・サービス」の代表的なひとつです。

一方八木さんは、大手金融機関のお客様に向けてシステムをTwilioで構築されています。ロボット投信さんは、先日、Techcrunchの記事で資金調達に成功したことを発表されていました。

Twilioを使うことでお客様の課題解決ができたり、Twilioを使ったサービスは収益性が見込めるというところが、Twilioを使い続ける理由になっているとのことでした。

まとめ

今回のLTでは、Twilioを使っていて辛かったことや、Twilioを使う上での諸問題をお話いただきました。サービス提供側としては、聞いていて心が痛い部分もありつつ、リアルなユーザの方々からのフィードバックはプロダクトの質を向上していく上で、真摯に向き合い、改善していかなければならない事実だとの認識をしています。

今回ご紹介をした各種情報をご参考にしていただき、Twilioを活用していて何か問題が発生した際のトラブルシューティングになれば幸いです。もちろん、自力で解決できない場合は、サポートにお問い合わせください。

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