お知らせ 【お知らせ】Twilio Video JavaScript SDKにおける互換性を損なう変更について

2018.12.07

Twilio社からこちらの通達がございましたので、抄訳にて内容を周知させていただきます。ご利用の皆様においては各位、必要な対応をお願いいたします。

概要

Googleは今後のChromeのリリースにおいて、WebRTCベースのアプリケーションに対する互換性を損なう変更を導入します。この変更によって一部の古いバージョンのProgrammable Video SDKでビルドされたアプリケーションが正しく動作しなくなり、このような古いバージョンのSDKを使用しているエンドユーザーはグループルームに参加できなくなり、またPeer-to-Peerルームにおいてもリモート参加者から送られてくるトラックが再生できなくなります。

詳細

2018年12月下旬から、GoogleはChromeのWebRTCの既定をUnified Planに移行し始めます。WebRTCのUnified PlanはこれまでのChromeのPlan Bを置き換えるものになります。Googleの発表によると、既定のSDPフォーマットはChrome 72(ベータ版リリースは2018年12月13日、安定版リリースは2019年1月29日)でPlan BからUnified Planに変更されます。

最近のTwilio Video JavaScript SDKのバージョンでは明示的にPlan Bを選択しているため影響を受けません。しかしながら旧バージョンのSDKでは既定でPlan Bが使用されていることを想定しているため、Chrome 72ではこの変更による影響を受け、グループルームに参加できなり、Peer-to-Peerルームにおいてもリモート参加者のメディアを再生できなくなります。

こうした古いバージョンのProgrammable Video SDKをご利用の場合、エンドユーザへの影響を避けるため、下記でご説明の通り最新版へのアップグレードが必要になります。

ChromeはGoogleがPlan Bを終了する2019年中頃までUnified PlanおよびPlan Bの双方のサポートを継続します。この変更に先立ちTwilioでは、既定でUnified PlanをサポートしPlan Bに依存しないSDKを公開する予定です。TwilioではGoogle側のスケジュールが明確になるのを待ってから、SDKのリリース時期を確定させます。

お客様がアプリケーションでどのようにVideo SDKをご利用いただいているかによって、SDKの最新版が自動的に適用されるか、あるいはアプリケーションを公開し直すことが必要になります。

関連スケジュール

SDPの変更はChromeのユーザーに対して、Chrome 72と共に順次ロールアウトされます。

  • Chrome 72は2018年12月13日 (米国太平洋時間) にベータ版がリリースされます。
  • Chrome 72は2019年1月29日 (米国太平洋時間) に安定版がリリースされます。
  • 2019年中頃に、GoogleはPlan Bのサポートを終了します。この変更が含まれるChromeのリリース日程とバージョンは現時点で確定しておりません。

アプリケーションへの影響

下記のTwilio Video JavaScript SDKをご利用の場合、アプリケーションに影響する可能性があります。

SDK 影響を受けるバージョン アップグレード先
Twilio Video Javascript SDK 1.0.0 - 1.11.1 1.12.0 以上, 2.0.0-beta1以上

TwilioのCDN convenience URL (バージョン1.xのみ) を利用してTwilio Video JavaScriptライブラリーを読み込んでいる場合、自動的に最新バージョンが適用されるためアプリケーションは今回の変更による影響を受けません。

アプリケーションの更新方法

Twilio CDN、またはNPM経由で特定のバージョンのTwilio Video JavaScriptライブラリーをご利用いただいている場合、Twilio Video JavaScriptライブラリーを最新バージョンにアップグレードいただいた上で、アプリケーションをデプロイし直す必要があります。

アプリケーションで下記いずれかのCDNをご利用いただき、JavaScript SDKを最新バージョンにアップグレードしてください。

  • https://media.twiliocdn.com/sdk/js/video/releases/1.14.1/twilio-video.min.js
  • https://media.twiliocdn.com/sdk/js/video/releases/2.0.0-beta4/twilio-video.min.js

NPMをご利用の場合は、下記コマンドのいずれかを利用してアップグレードが可能です。

npm install twilio-video@1.14.1
npm install twilio-video@2.0.0-beta4

twilio-video.jsのバージョン1.xから2.xにアップグレードする場合は、こちらの移行ガイドをご参照ください。

アプリケーションがElectron上に構築されています。影響はありますか?

Electronには特定バージョンのChromeが内包されており、これらは現行のChromeの安定バージョンから数世代古いものになります。Unified PlanのSDPフォーマットのみをサポートする新しいバージョンのVideo SDKはElectron 2.x (Chrome 61) 以下では動作しません。しかしながらElectron 3.x (Chrome 66)以降ではご利用いただけます。

下記の表をご参照いただき、Twilio Video JavaScript SDKのアップグレードをご検討ください。

Electronのバージョン 互換性のあるTwilio Video JavaScript SDK
Electron 2.x以下  1.14.1以下, 2.0.0-beta1, 2.0.0-beta2
Electron 3.x以上 バージョン1.x (いずれも対応), 2.0.0-beta1, 2.0.0-beta2, 2.0.0-beta3, 2.0.0-beta4

次のステップ

Googleの発表によれば、2019年中頃にはChromeはPlan B SDPフォーマットのサポートを完全に終了する予定です。 Twilioは2019年の早い段階でUnified Plan SDPフォーマットを既定とするSDKをリリースし、ユーザーの皆様がゆとりを持ってアップグレードを行え、かつChromeがPlan B SDPフォーマットのサポートを終了した際にエンドユーザーへの影響を回避できるよう努めます。

Twilioでリリースの準備が整い次第、追ってお知らせいたします。また、1.x CHANGELOG(変更履歴) および 2.x CHANGELOG(変更履歴) でもSDKのリリースをご確認いただけますので、あわせてご利用ください。

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