お知らせ 【お知らせ】Twilio Client JavaScript SDKにおける互換性を損なう変更について

2018.12.03

Twilio社からこちらの通達がございましたので、抄訳にて内容を周知させていただきます。ご利用の皆様においては各位、必要な対応をお願いいたします。

概要

Googleは今後のChromeのリリースにおいて、WebRTCベースのアプリケーションに対し互換性を損なう変更を導入します。

これらの変更によって、ご使用のTwilio Client JavaScript SDKのバージョンによっては、エンドユーザーが通話中にオーディオ入力デバイスを切り替えた場合、オーディオが再生されなくなる可能性があります。

詳細

2018年12月後半より、GoogleはChromeにおいて 既定でWebRTCのUnified Planを使用するよう移行を開始します。WebRTCのUnified Planによって、これまでのChromeのPlan B実装が置き換えられます。 Twilio Clientの一部の機能は、このPlan B実装に依存しています。この変更が行われると、影響を受けるバージョンのTwilio Client SDKはエンドユーザーが通話中にオーディオ入力デバイスを変更するとオーディオが再生されなくなります。

例として、エンドユーザーが影響を受けるバージョンのChromeとTwilio Client JavaScript SDKを使用していて、マイクとしてヘッドセットを使用しているとしましょう。通話中にマイクの接続が抜けてしまうと、Unified Planではブラウザからのオーディオ送信を停止します。これまでのPlan Bでは、ブラウザは自動的に既定のマイク(内蔵のマイクや他の接続されたマイク等)にオーディオの送信先を切り替えています。

2019年の第1四半期のいずれかのタイミングでGoogleはPlan B実装を完全に削除する計画であり、これによりTwilio Client JavaScript SDKの新たなパッチリリースが必要になります。 Googleによるこれらの変更に関わる日程については現状未確定です。 Googleによる関連するChromeのリリースの正確な日程が確定され、弊社でこれらの変更をサポートするためのリリース計画の準備が出来次第、追加のお知らせを行います。

関連スケジュール

これらの変更はChromeのユーザーに対して、Chrome 72から段階的にロールアウトされます。

  • Chrome 72は2018年12月13日 (米国太平洋時間) にChromeのBetaチャネルにリリースされます。
  • Chrome 72は2019年1月29日 (米国太平洋時間) にChromeのStable (安定板) チャネルにリリースされます。
  • 2019年の第1四半期に、GoogleはPlan B実装のサポートを完全に取り除きます。この変更の含まれるChromeのリリース日程とバージョンは現時点で確定しておりません。

自社のアプリケーションはこの変更による影響を受けますか?

下記いずれかのURLでCDNからTwilio Clientライブラリーをロードしているアプリケーションは、この事象による影響を受けません。

  • https://media.twiliocdn.com/sdk/js/client/v1.4/twilio.min.js
  • https://media.twiliocdn.com/sdk/js/client/v1.5/twilio.min.js
  • https://media.twiliocdn.com/sdk/js/client/v1.6/twilio.min.js

アプリケーションが古いバージョンのtwilio-client npmパッケージ (下記のリリースバージョンを参照のこと) に依存している場合、この事象による影響を受けます。この状況に該当する場合、最新版のtwilio-clientを使用してアプリケーションを再ビルドする必要があります。

影響を回避するため、お客様には最新版のSDKバージョン1.6.3にアップグレードされることが推奨されます。下記の表をご活用いただき、現在ご使用のSDKに応じて必要となる措置とその内容についてご確認ください。

バージョン 影響の是非 更新の要否
>= 1.6.2 いいえ 不要
1.6.0 - 1.6.1 はい 必要
>= 1.5.2 いいえ 不要ですが1.6へのアップグレードを推奨いたします
1.5.0 - 1.5.1 はい 必要
>= 1.4.35 いいえ 不要ですが1.6へのアップグレードを推奨いたします
1.4.0 - 1.4.34 はい 必要
1.3 いいえ 不要ですが1.6へのアップグレードを推奨いたします
1.2 (deprecated) いいえ  廃止バージョンのため必要

アプリケーションの更新方法

TwilioのCDNから直接提供されるSDKバージョンに依存している場合、最新バージョンである1.6に依存関係を更新してください。 バージョン1.6は1.4、1.5両方に対する後方互換性があり、追加の移行手順は不要であることが想定されます。 バージョン1.6に更新するには、アプリケーションにて下記のURLを使用してください

https://media.twiliocdn.com/sdk/js/client/v1.6/twilio.min.js

npmをご使用のお客様は、アプリケーションの再ビルドに先立って、最新バージョンのtwilio-clientをインストールしてください

npm install --save twilio-client@^1.6.0

npmへの移行

本事象の回避に必須ではありませんが、弊社では通常、現在CDNをお使いいただいている全てのお客様には公式のtwilio-client npmパッケージを使用したビルドプロセスへの移行を推奨しています。 npmを使用すると、より精密なバージョン管理ルールが提供され、ビルド手順として依存関係を追加することにより、プロダクション環境のアプリケーションの構成をよりコントロールできるようになります。 この事象の回避のためにnpmに切り替えを行う必要はありません。

次のステップ

TwilioではChrome 72で予定される変更への対応を、Client SDKのバージョン1.4.35、1.5.2、および1.6.2でそれぞれ実施し、将来の1.4、1.5、および1.6のパッチレベルのリリースにおいてUnified Planをサポートするよう移行を進めてまいります。npm、または弊社のマイナーバージョンCDNへのリンク (一覧については上記をご参照ください) をご使用いただいているお客様につきましては、リリースされ次第自動的に更新版を受け取ることができます。

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